BT-2000/2200 システムソフトウエア バージョン アップデート情報
概要
本アップデート情報は、BT-2000/2200向けシステムソフトウェアバージョンR1.5.0について記載したものです。
- バージョンアップ内容
Bluetooth, Wi-Fiに関するセキュリティを強化しました。
- ご注意事項
アップデートはお客様の責任において実施してください。当社はアップデートを実施したことによるう情報の消失、その他の損害について、一切の責任は負いません。
【R1.0.4、R1.2.1をご使用のお客様】
システムソフトウェア バージョンR1.5.0へのアップデートは、本体機器内部の特別なデータを更新します。 そのため、R1.5.0の本体機器をR1.0.4、R1.2.1へダウングレードすると正常に動作できません。 R1.5.0へアップデートを行った後は、R1.0.4、R1.2.1へのダウングレードを行わないでください。 万が一、R1.0.4、R1.2.1へのダウングレードを行った場合は、再度、R1.5.0へアップデートを行うことで、復帰させることができます。
【R1.3.0以降をご使用のお客様】
システムソフトウェア バージョンR1.3.0以降からR1.5.0へのアップデートでは、本体機器内部の特別なデータが共通となります。 そのため、R1.5.0の本体機器をR1.3.0へダウングレードすることが可能です。 ただし、R1.3.0以降の本体機器を、R1.0.4、R1.2.1へのダウングレードを行わないでください。 万が一、R1.0.4、R1.2.1へのダウングレードを行った場合は、再度、R1.3.0以降へアップデートを行うことで、復帰させることができます。
- バージョンの確認手順
お使いのシステムソフトウェアのバージョンは下記の手順にて確認可能です。
1.BT-2000/2200のホーム画面から【設定】アイコンを選択します。
2.設定画面が表示されたら、画面左側のメニューを下に移動して、【デバイス情報】を選択します。
3.画面右側の「ビルド番号」Rで始まる数字がバージョンを表します。
- アップデートにおける注意事項
・「マイクロSDカードによるアップデート手順」に従いアップデートを行ってください。
・お客様の使用環境等によっては、アップデートにより、本体機器に保存された情報・データが消失する場合があります。
・アップデートを行う前に、本体機器に保存されたデータを外部メディアかパソコンにコピーし本体機器のデータのバックアップを行ってください。
・アップデートは、お客様の責任において実施してください。当社は、アップデートを実施したことによる情報の消失、その他の損害について、一切の責任を負いません。
- バージョンについての注意事項
必ず使用するEPSON提供SDKのバージョンと、BT-2000/2200本体のシステムソフトウェアのバージョンをご確認ください。 アプリ開発で使用したEPSON提供SDKのバージョンとシステムソフトウェアのバージョンが異なると、含まれるAPIの差異によって開発したアプリが動作しなくなることがあります。
※システムソフトウェアバージョンR1.0.4をお使いのお客様へ
R1.0.4からR1.2.1以降へOSをアップデートする場合、新たに追加されたコールバックAPIの処理を追加する必要があります。
この現象が発生するアプリは以下の通りです。
・音声コマンドクラス(VoiceCommandClientCallbacks)を使用するアプリ
この現象によってアプリが動作しなくなった場合、以下の手順で解決することができます。
1) アプリ開発環境のSDKをシステムソフトウェアのバージョンと一致するSDKに入れ替える
2) SDKに合わせてソースコードを修正し再ビルドする
- マイクロSDカードによるアップデート手順
1.下記、「システムソフトウェア アップデート圧縮ファイルのダウンロード」からアップデートファイルBT2000_R1_5_0.zipをダウンロードします。
2.ダウンロードしたBT2000_R1_5_0.zipファイルを解凍し、FAT32でフォーマットされたマイクロSDカードへコピーします。
※ディレクトリー構成を維持してください。
下記、図の構成のままコピーし、一番上の階層(ルートディレクトリー)に置いてください。その他のファイルは置かないでください。
3.BT-2000/2200を起動している場合、シャットダウンします。
4.BT-2000/2200にACアダプターを接続します。
※停電等にそなえ、バッテリー残量は50%以上を目安としてください。
5.上記手順2のマイクロSDカードをBT-2000/2200のスロットに挿入します。
6.BT-2000/2200の電源ボタンを長押しします。
電源ボタン側のLEDが青色に点灯し、その後青点滅します。
(おおよそ4分程度かかります)
7.LED消灯後、マイクロSDカードを抜きます。
8.十字キー中央の決定ボタンを押します。
(電源がOffになります。バッテリーが100%の場合、電源ボタン側のLEDが青緑色に点灯し、100%未満の場合は青緑色に点滅します)
上記でアップデート終了です。
※アップデート後の起動は、上記終了後5秒程度待ってから電源ボタンを操作してください。
OSアップデート後の初回起動は、システム更新のため通常より、おおよそ2、3分程度時間がかかります。
【オンラインによるアップデート方法】
現在のバージョンがR1.3.0 以降のシステムソフトウェアの場合、オンラインで最新のバージョンへのアップデートが可能です。
注意:オンラインによるアップデートは最新のバージョンへのみアップデートできます。バージョンを指定することはできません。指定のバージョンのシステムソフトウェアにしたい場合は、【SDカードによるアップデート方法】を行ってください。
注意:更新パッケージの通知はされませんので、以下の手順に従いアップデートを行ってください。
注意:アップデート実行にはバッテリー残量が50%以上必要です。
- 1.BT-2000/2200とACアダプタを接続してください
- 2.BT-2000/2200をインターネットへ接続してください
- 3.[設定]-[デバイス情報]-[システムアップデート]をタップしてください
- 4.アップデート開始を押してください
- 5.Completedが表示されると自動で再起動が行われ、アップデートが完了します。
※既に最新がインストールされている、もしくは、インターネットに接続されていない場合は以下のダイアログが表示されます。
- 製品仕様としての制約事項
1.電源アダプター非接続かつ電源Off状態でUSBデバイスを接続すると、一瞬バックライトが点灯する。
2.本体電源Off状態で電源アダプターを接続すると、一瞬バックライトが点灯する。
- ダウンロード
-
- BT-2000_R1_5_0.zip (zip 118,299,836 Byte)
- 過去の更新内容
バージョン | 更新開始日 | アップデート内容 |
---|---|---|
R1.4.2 本バージョンの ダウンロードはこちら |
2017.05.10 | R1.4.0 で[明るさの自動調整]機能を ON で使用すると、[明るさの自動調整] および[カメラの自動露出]が動作しない 件を修正 |
R1.4.0 本バージョンの ダウンロードはこちら |
2017.02.08 | VPN機能PPTP対応 |
Beacon検知感度の改善 | ||
AGPS機能の追加 | ||
カメラ自動露出設定機能等の追加 | ||
スリープ時の不具合改善 | ||
セキュリティ機能の追加・改善 | ||
R1.3.0 本バージョンの ダウンロードはこちら |
2016.05.10 | カメラ機能修正 |
バッテリー制御修正 | ||
画面ロックのパスワード対応 | ||
OTA機能追加 | ||
R1.2.1 本バージョンの ダウンロードはこちら |
2015.12.24 | Wi-Fiダイレクト対応 |
センサー機能動作安定化 | ||
カメラ制御用API修正 | ||
音声コマンド動作安定化 | ||
音声コマンド用API追加 | ||
不具合修正 | ||
R1.0.4 | - | 初回出荷 |
- プリインストールアプリ一覧
BT-2000/2200では別途開発されたアプリの使用が主な利用方法と位置付けているため、プリインストールアプリは最小限に抑えています。また、不用意にアプリをインストールされないためにも、MOVERIO Apps Market との接続はできません。BT-2000/2200向けにプリインストールされているアプリの一覧につきましては下表をご覧ください。
アプリ名称 | 提供元 | 内容 |
---|---|---|
BLEBeacon | SEIKO EPSON | BLE Beacon 動作確認アプリ |
FMX_PXP | SEIKO EPSON | Findme/Proximity プロファイル 動作確認アプリ |
CameraTest | SEIKO EPSON | カメラ動作確認アプリ |
VoiceCommandSample | SEIKO EPSON | 音声コマンド動作確認アプリ |
SelfDiagnosis | SEIKO EPSON | 自己診断機能 |
SEViewer | SEIKO EPSON | ファイルコピー、インストール機能 |
iWnn | OMRON ソフト | 多言語入力システム |
- その他、注意事項
記載内容は予告なく変更される場合がございます。あらかじめご了承ください。その他、各機能の詳細やアプリ開発においては、別途提供される「BT-2000/2200 デベロッパーズガイド」をご覧ください。