BT-2000 システムソフトウエア バージョンR1.3.0 アップデート情報
概要
本アップデート情報は、BT-2000向けシステムソフトウェアバージョンR1.3.0について記載したものです。
- ご注意事項
バージョンR1.2.1以前からR1.3.0以上にバージョンアップすると、元のバージョンに書き戻せません。
R1.3.0へのアップデートでは本体機器内部の特別なデータを更新するためです。
- バージョンの確認手順
お使いのシステムソフトウェアのバージョンは下記の手順にて確認可能です。
1.BT-2000のホーム画面から【設定】アイコンを選択します。
2.設定画面が表示されたら、画面左側のメニューを下に移動して、【デバイス情報】を選択します。
3.画面右側の「ビルド番号」Rで始まる数字がバージョンを表します。
- 本バージョンR1.3.0での対応機能一覧
・本バージョンでは以下のアップデートを行います。
・本バージョンでは以下の修正と機能追加を行います。
機能分類 | 内容 |
---|---|
カメラ | ・写真撮影、モード切替時の動作不安定を改善 ・ホワイトバランス設定を修正 ・カメラがサポートしている機能を示す値を修正 |
バッテリー | バッテリー交換アプリの終了時に他のアプリが起動してしまう現象を修正 |
画面ロック | 画面ロックを解除する際、十字キーでパスワードを入力できない現象を修正 |
システムソフトウェア アップデート |
OTAアップデート機能の追加(※) |
※ R1.3.0に更新することで、以降のアップデートがネットワーク経由で実施可能となります。
- アップデートにおける注意事項
・「マイクロSDカードによるアップデート手順」に従いアップデートを行ってください。
・お客様の使用環境等によっては、アップデートにより、本体機器に保存された情報・データが消失する場合があります。
・アップデートを行う前に、本体機器に保存されたデータを外部メディアかパソコンにコピーし本体機器のデータのバックアップを行ってください。
・アップデートは、お客様の責任において実施してください。当社は、アップデートを実施したことによる情報の消失、その他の損害について、一切の責任を負いません。
- バージョンについての注意事項
必ず使用するEPSON提供SDKのバージョンと、BT-2000本体のシステムソフトウェアのバージョンをご確認ください。 アプリ開発で使用したEPSON提供SDKのバージョンとシステムソフトウェアのバージョンが異なると、含まれるAPIの差異によって開発したアプリが動作しなくなることがあります。
※システムソフトウェアバージョンR1.0.4をお使いのお客様へ
R1.0.4からR1.2.1以降へOSをアップデートする場合、新たに追加されたコールバックAPIの処理を追加する必要があります。
この現象が発生するアプリは以下の通りです。
・音声コマンドクラス(VoiceCommandClientCallbacks)を使用するアプリ
この現象によってアプリが動作しなくなった場合、以下の手順で解決することができます。
1) アプリ開発環境のSDKをシステムソフトウェアのバージョンと一致するSDKに入れ替える
2) SDKに合わせてソースコードを修正し再ビルドする
- マイクロSDカードによるアップデート手順
1.下記、「システムソフトウェア アップデート圧縮ファイルのダウンロード」からアップデートファイルBT-2000_R1.3.0.zipをダウンロードします。
2.ダウンロードしたBT-2000_R1.3.0.zipファイルを解凍し、FAT32でフォーマットされたマイクロSDカードへコピーします。
※ディレクトリー構成を維持してください。
下記、図の構成のままコピーし、一番上の階層(ルートディレクトリー)に置いてください。その他のファイルは置かないでください。
3.BT-2000を起動している場合、シャットダウンします。
4.BT-2000にACアダプターを接続します。
※停電等にそなえ、バッテリー残量は50%以上を目安としてください。
5.上記手順2のマイクロSDカードをBT-2000のスロットに挿入します。
6.BT-2000の電源をOnにします。
電源ボタン側のLEDが青色に点灯し、その後青点滅します。
(おおよそ4分程度かかります)
7.LED消灯後、マイクロSDカードを抜きます。
8.十字キー中央の決定ボタンを押します。
(電源がOffになります。バッテリーが100%の場合、電源ボタン側のLEDが青緑色に点灯し、100%未満の場合は青緑色に点滅します)
上記でアップデート終了です。
※アップデート後の起動は、上記終了後5秒程度待ってから電源ボタンを操作してください。
OSアップデート後の初回起動は、システム更新のため通常より、おおよそ2、3分程度時間がかかります。
- 既知の問題・制約事項
・今後のバージョンアップで改善予定の制約事項
1.A-GPS機能が利用できない
2.カメラモードのうちEDoFモード使用時に、Depth データが取得できない
- 製品仕様としての制約事項
1.電源アダプター非接続かつ電源Off状態でUSBデバイスを接続すると、一瞬バックライトが点灯する。
2.本体電源Off状態で電源アダプターを接続すると、一瞬バックライトが点灯する。
- ダウンロード
-
- BT-2000 システムソフトウエア バージョンR1.3.0(zip 118,048,372Byte)
- 過去の更新内容
バージョン | 更新開始日 | アップデート内容 |
---|---|---|
R1.2.1 本バージョンのダウンロードはこちら |
2015.12.24 | Wi-Fiダイレクト対応 |
センサー機能動作安定化 | ||
カメラ制御用API修正 | ||
音声コマンド動作安定化 | ||
音声コマンド用API追加 | ||
不具合修正 | ||
R1.0.4 | - | 初回出荷 |
- プリインストールアプリ一覧
BT-2000では別途開発されたアプリの使用が主な利用方法と位置付けているため、Android標準アプリ含めプリインストールアプリは最小限に抑えています。また、不用意にアプリをインストールされないためにも、MOVERIO Apps Market との接続はできません。Android標準以外でBT-2000向けにプリインストールされているアプリの一覧につきましては下表をご覧ください。
アプリ名称 | 提供元 | 内容 |
---|---|---|
BLEBeacon | SEIKO EPSON | BLE Beacon 動作確認アプリ |
FMX_PXP | SEIKO EPSON | Findme/Proximity プロファイル 動作確認アプリ |
CameraTest | SEIKO EPSON | カメラ動作確認アプリ |
VoiceCommandSample | SEIKO EPSON | 音声コマンド動作確認アプリ |
SelfDiagnosis | SEIKO EPSON | 自己診断機能 |
SEViewer | SEIKO EPSON | ファイルコピー、インストール機能 |
iWnn | OMRON ソフト | 多言語入力システム |
- その他、注意事項
記載内容は予告なく変更される場合がございます。あらかじめご了承ください。その他、各機能の詳細やアプリ開発においては、別途提供される「BT-2000 デベロッパーズガイド」をご覧ください。