紙送り

プラテンと紙送りローラの間に用紙をはさみ、摩擦によって紙を送る方式をフリクションフィードといいます。単票紙や単票複写紙など、カットされた紙を給紙するときに用いる方式で、手差しやカットシートフィーダでの給紙が該当します。

連続紙を使用するときに用いる紙送り方式です。用紙両側の穴は紙送りのためのもので、この穴にスプロケットピンを引っ掛けることにより、紙送りを行ないます。
トラクターフィードには、プッシュ式、プル式、二つを組み合わせたプッシュプル式の3種類があります。

トラクターフィードのうち、連続紙を押し出しながら紙送りする給紙方式です。最もよく使われている方式で、水平ローディング方式のプリンターはプッシュ式を採用しています。

トラクターフィードのうち、印刷が終わった連続紙を引き上げて紙送りする給紙方式です。ラウンド方式（VP-5200を除く）のプリンターの上部にプルトラクタユニットを装着して給紙します。
プッシュ式と比べ紙送り精度が安定していますが、連続紙の1ページ目に印刷できないなどの注意点があります。

トラクターフィードのうち、プッシュ式とプル式を組み合わせた給紙方式です。プル式よりもさらに紙送り精度が安定しますが、連続紙の1ページ目に印刷できないなどの注意点があります。

トップ・フロント・リアなど給紙パスを複数搭載することで、複数種類の用紙を常時セットできる機構です。エプソンのVPシリーズでは全機種搭載しています。

トラクターを二基を標準装備した機構です。機種によってはトラクターの位置を付け替えたり、オプションを使ったりして紙送り精度のよいプルトラクターや、プッシュプルトラクターにすることが可能です。

フロントとリアに2種類の連続帳票を同時にセットできる機構です。たとえば、フロントに運送伝票、リアに納品書伝票など、別の帳票をセットしておくことで、用紙をその都度架け替える手間を省きます。

マルチパスシステム、マルチトラクターシステム、デュアルペーパーパークの3システムの総称です。