開発支援情報

スキャナー制御方法について

スキャナーの制御方法

エプソンスキャナーを、TWAIN UI を表示させずに、ユーザーアプリケーションから独自に制御する場合、TWAIN経由での制御と、エプソン独自のESC/Iコマンドでの直接制御、スキャナードライバーの設定一覧が記述されたファイル(ssfファイル)をコマンドラインで制御する方法と、3つの制御方法があります。

TWAIN経由での制御

エプソンのスキャナーはTWAINWorkingGroupが提唱しているTWAIN規格(TWAINSpec.)に基づいたAPIにて制御可能です。
TWAIN経由でスキャナーを制御する場合、TWAIN UIを表示させずに、ユーザーアプリケーションから直接TWAIN関数を発行してDS(データソース)を制御することもできます。

TWAINコマンドでの制御範囲は、スキャンからスキャン画像をアプリケーションへ受け渡すまでとなります。それ以外の処理(ファイル保存など)は、アプリケーション側で実装頂く必要があります。

エプソン製DSが対応するCapability、及びTripletに関しては、TWAINSpec.で定義されているもの全てをサポートしておりません。
EPSON TWAINプログラミングガイド / Epson Scan 2 TWAINプログラミングガイド
よりエプソンがサポートしているTWAINコマンド群や対象機種をご確認ください。

TWAIN制御にあたっては、TWAIN規格(TWAINSpec.)に精通されている必要があり、弊社ではTWAINSpec.のサポートは出来かねます。ご了承ください。

関連情報

TWAIN規格(TWAINSpec.)はTWAINWorkingGroupのサイトにて入手可能です。

TWAINWorkingGroup のホームページへ

ご参考
TWAIN規格などを熟知されていない場合は、市販の開発キット・コンポーネント等のご使用をお勧めいたします。
開発キットが用意している関数による制御が可能です。サンプルプログラムも入手できます。また、ファイル変換用のdllも用意されております。
スキャナーを制御する上で一番ハードルが低いものと思われます。
開発キットの代表的なものとしては下記のものがあります。
株式会社ニュートン
ImageKit9 ActiveX
ImageKit.NET3
※開発キットに関しては、メーカー様へお問い合わせ願います。

ESC/Iコマンドでの直接制御

TWAINを経由せずに、エプソンスキャナーの制御コマンド(ESC/Iコマンド)で直接スキャナーを制御することが可能です。
ESC/Iコマンドでの制御範囲は、スキャンからスキャン画像をアプリケーションへ受け渡すまでとなります。それ以外の処理(ファイル保存など)は、アプリケーション側で実装頂く必要があります。

※ESC/I制御にあたっては、お使いのOS環境における、スキャナーに接続しているインターフェイスへのバイナリーデータの入出力方法に精通されている必要があります。
弊社ではこの入出力方法に関してのサポートは出来かねます。ご了承ください。

ESC/Iコマンドの仕様や対象機種については
ESC/Iコマンドリファレンス
よりご確認ください。

コマンドラインでの制御

弊社スキャナードライバーEPSON Scanの各機能の設定値は、テキストファイルを実体としたssfファイルに一覧として記述されています。

ユーザーアプリケーションからEPSON Scanに対してコマンドラインを使用することで、ssfファイルの作成およびssfファイルの設定値に従ってTWAIN UIを表示せずにスキャンすることが可能です。

ssfファイルの仕様詳細、対象機種、対応OSについては、「EPSON SSFファイル 機能仕様書」よりご確認ください。

EPSON SSFファイル機能仕様書

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