BT-2000 システムソフトウエア バージョンR1.2.1 アップデート情報
概要
本アップデート情報は、BT-2000向けシステムソフトウェアバージョンR1.2.1について記載したものです。
- バージョンの確認手順
お使いのシステムソフトウェアのバージョンは下記の手順にて確認可能です。
1.BT-2000のホーム画面から【設定】アイコンを選択します。
2.設定画面が表示されたら、画面左側のメニューを下に移動して、【デバイス情報】を選択します。
3.画面右側の「ビルド番号」Rで始まる数字がバージョンを表します。
- 本バージョンR1.2.1での対応機能一覧
・本バージョンでは以下のアップデートを行います。
項目 | 機能 | アップデート内容 |
---|---|---|
ディスプレイ | 動画再生 | - |
静止画表示 | - | |
バックライト制御 | - | |
オーディオ | ヘッドホン出力 | - |
マイク入力 | - | |
ボリューム制御 | - | |
無線 | Wi-Fi | Wi-Fi Directが使用可能 |
Bluetooth (A2DP/HID/HSP) | - | |
BLE | - | |
Wi-Fi Bluetooth同時使用 | - | |
USB | USB デバイス (MTP/PTP) | - |
USB デバッグ | - | |
USB Host (HID) | - | |
センサー | GPS | - |
IMU | センサー機能動作安定化 | |
ALS | - | |
Camera | カメラ制御用APIの修正 | |
UI | キーロック | - |
ボタン | - | |
カーソル表示 | - | |
LED | - | |
USB Mouse / Keyboard | - | |
音声コマンド | 受信可能状態を取得するAPIを追加 音声コマンドの動作安定化 |
|
電源管理 | スリープ機能 | - |
通常充電機能 | - | |
OFF充電機能 | - | |
電源ステータス表示 | - |
・本バージョンでは以下の不具合修正を行います。
機能分類 | 不具合項目 |
---|---|
センサー | Androidの仮想センサー「Rotation Vector」を使用する際、遅延が発生する現象を修正しました。 |
音声コマンド | 音声コマンド使用時に強制終了する不具合を修正しました。 |
カメラ | サポートするホワイトバランス、およびプレビューフレームレンジの取得APIを修正しました。 |
- アップデートにおける注意事項
・「マイクロSDカードによるアップデート手順」に従いアップデートを行ってください。
・お客様の使用環境等によっては、アップデートにより、本体機器に保存された情報・データが消失する場合があります。
・アップデートを行う前に、本体機器に保存されたデータを外部メディアかパソコンにコピーし本体機器のデータのバックアップを行ってください。
・アップデートは、お客様の責任において実施してください。当社は、アップデートを実施したことによる情報の消失、その他の損害について、一切の責任を負いません。
- バージョンについての注意事項
・システムソフトウェアとSDKは同じバージョンR1.2.1をご使用ください。
システムソフトウェアのアップデートによって、システムソフトウェアと開発したアプリのSDKバージョンの不一致およびAPIの実装不足が発生し、開発したアプリが動作しなくなることがあります。この場合、アプリ開発環境において、SDKをシステムソフトウェアのバージョンと一致するSDKに入れ替え、不足しているAPIの実装を行ったうえで、アプリを再度ビルドしてください。
・本現象が発生するアプリは以下の通りです。
- R1.0.4 SDKの音声コマンドクラス(VoiceCommandClientCallbacks)をご使用のアプリ
詳細は別途提供される「BT-2000 デベロッパーズガイド」をご覧ください。
SDKのバージョンR1.2.1に対応するデベロッパーズガイドは、Rev.1.1です。
- マイクロSDカードによるアップデート手順
1.下記、「システムソフトウェア アップデート圧縮ファイルのダウンロード」からアップデートファイルBT-2000_R1.2.1.zipをダウンロードします。
2.ダウンロードしたBT-2000_R1.2.1.zipファイルを解凍し、FAT32でフォーマットされたマイクロSDカードへコピーします。
※ディレクトリ構成を維持してください。
下記、図の構成のままコピーし、一番上の階層(ルートディレクトリ)に置いてください。その他のファイルは置かないでください。
3.BT-2000を起動している場合、シャットダウンします。
4.BT-2000にACアダプタを接続します。
※停電等にそなえ、バッテリー残量は50%以上を目安としてください。
5.上記手順2のマイクロSDカードをBT-2000のスロットに挿入します。
6.BT-2000の電源をOnにします。
電源ボタン側のLEDが青色に点灯し、その後青点滅します。
(おおよそ2、3分程度で終了します)
7.LED消灯後、マイクロSDカードを抜きます。
8.十字キー中央の決定ボタンを押します。
(電源がOffになります。バッテリーが100%の場合、電源ボタン側のLEDが青緑色に点灯し、100%未満の場合は青緑色に点滅します)
上記でアップデート終了です。
※アップデート後の起動は、上記終了後5秒程度待ってから電源ボタンを操作してください。
OSアップデート後の初回起動は、システム更新のため通常より、おおよそ2、3分程度時間がかかります。
- 既知の問題・制約事項
・今後のバージョンアップで改善予定の制約事項
1.A-GPS機能が利用できない
2.ロック画面を解除するのに外部接続マウスが必要となる
3.カメラモードのうちEDoFモード使用時に、Depth データが取得できない
- 製品仕様としての制約事項
1.電源アダプタ非接続かつ電源Off状態でUSBデバイスを接続すると、一瞬バックライトが点灯する。
2.本体電源Off状態で電源アダプタを接続すると、一瞬バックライトが点灯する。
- ダウンロード
-
- BT-2000 システムソフトウエア バージョンR1.2.1(zip 118,048,372Byte)
※BT-2000システムソフトウェアの最新バージョンは、以下ページよりダウンロードできます。
- 過去の更新内容
バージョン | 更新開始日 | アップデート内容 |
---|---|---|
R1.2.1 (本内容) |
2015.12.24 | Wi-Fiダイレクト対応 |
センサー機能動作安定化 | ||
カメラ制御用API修正 | ||
音声コマンド動作安定化 | ||
音声コマンド用API追加 | ||
不具合修正 | ||
R1.0.4 | - | 初回出荷 |
- プリインストールアプリ一覧
BT-2000では別途開発されたアプリの使用が主な利用方法と位置付けているため、Android標準アプリ含めプリインストールアプリは最小限に抑えています。また、不用意にアプリをインストールされないためにも、MOVERIO Apps Market との接続はできません。Android標準以外でBT-2000向けにプリインストールされているアプリの一覧につきましては下表をご覧ください。
アプリ名称 | 提供元 | 内容 |
---|---|---|
BLEBeacon | SEIKO EPSON | BLE Beacon 動作確認アプリ |
FMX_PXP | SEIKO EPSON | Findme/Proximity プロファイル 動作確認アプリ |
CameraTest | SEIKO EPSON | カメラ動作確認アプリ |
VoiceCommandSample | SEIKO EPSON | 音声コマンド動作確認アプリ |
SelfDiagnosis | SEIKO EPSON | 自己診断機能 |
SEViewer | SEIKO EPSON | ファイルコピー、インストール機能 |
iWnn | OMRON ソフト | 多言語入力システム |
- その他、注意事項
記載内容は予告なく変更される場合がございます。あらかじめご了承ください。その他、各機能の詳細やアプリ開発においては、別途提供される「BT-2000 デベロッパーズガイド」をご覧ください。